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「レオンを偲ぶ」文章

レオンというネコぼくがレオンにはじめて会ったのは、Webの「仔猫生まれました」って言う記事で。去年、心疾患で突然亡くした13キロもあったメインクーンのケンスケを偲んで「メインクーン」を検索していて見つけたのです。
その時はまだレオンの写真はなかったので、来る日も来る日もサイトをチェックして、ようやく会うことができたのです。ハート
一目惚れでした。「ああ、この子と暮らしたい」、そう思ったのです。
 レオンがうちに来たのは、春の陽気も爽やかな三月三日。レオンは男の子だったけど、桃の節句にうちに来たのです。ダブルハート
最初のご対面は山形空港の荷物受取所だった。九時間かけても大阪から来たと言うのに元気で最初っからぼくになついてくれた。まるで旧友にでも会ったかのように。ああ、ケンスケの生まれ変わりかなぁとか想いました。
メインクーンは、本当に心根が優しいというか、猫と言うより犬的な従順さが在る気がします。生まれて二ヶ月と言うのに、どこか威厳があって懐が広いんです。
13歳の先住猫のアメリカンショートヘア♀のラムさえ、レオンを一目見たきり二階に引篭もってしまう位でした。(汗) ラムがここまで気弱になったのは、年齢だけの理由じゃないのは良く分かります。それほどまでにレオンはものおうじせず堂々としていたからです。
ケンスケの時もこんなことはなく、ケンスケもラムに従うようなところがあったものです。
成長がとっても楽しみでした。
ラムとの折り合いが気になってぼくは一週間、仕事を休んで猫たちを見守ることにしたのです。
昼は一階のレオンと遊び、夜は二階のラムを可愛がる。そんな日が四日は続いたでしょうか。ラムはよっぽどレオンが怖かったのですね。まだ生後二ヶ月のひ弱そうなレオンの中に大きなものを感じていたのでしょう。
さすがに逃げ隠れもしんどくなったのか、少しづつレオンとの距離も近づいてきたのが五日目の事でした。 レオンはラムと遊びたくて仕方なかったようです。少しもラムを恐れることもなく、近づいてゆくのです。その度に「シャー!」といって威嚇すラムですが、百戦錬磨のラムのほうが後ずさりしてしまうのには、ぼくの方もビックリでした。
六日目にやっとラムも一階のソファに戻ってきました。すかさずレオンはラムの隣で寝るのです。本当に素敵な子でした。
一週間たってもう猫たちを残して仕事に行けると思ったその夜、事故は起こってしまいました。
夜のテレビを観ていたとき、ぼくの後ろでゴトッと義足の倒れる音がしたのです。ぼくは身障者で右足を事故で失い右足義足を使用し、夜は車椅子の生活でした。義足を使用しないときは壁に立てかけていたのです。靴を履かせっぱなしにしていたので、義足の下にビニールを敷いていました。それにじゃれていたレオンがビニールを引っ張った勢いで義足が倒れてしまったのです。しかも運悪くその義足がレオンの頭の上に…。?
義足を退けてみて血だらけのレオンを見たとき、卒倒しそうになりました。
懸命にレオンの口を開いて人工呼吸をし、すぐ獣医さんに来てもらうよう連絡を入れました。義足を外していたので動けなかった。こんなに自分の義足を呪い自分の不自由さを悔やんだことはありませんでした。 すぐに駆けつけてくれた獣医さんに托しても手足の震えが止まりませんでした。その時は、なんとか一命を取り戻してくれました。
その後、毎日レオンを見舞っては回復を祈りました。しかし、脳へのダメージは深刻で生まれて三ヶ月目に亡くなりました。
亡くなる少し前までレオンは生きようと頑張っていました。見えなくなった右目が痛々しかったけど、それでもねこじゃらしを追う姿。生きる力を感じました。本当に頑張った三週間でした。そんな思いをさせた自分を今でも正直許していません。時折、「レオンごめんね」と出てしまいます。
命の儚さと素晴らしさを改めてレオンに教えられたようでした。
ケンスケを弔った蔵王の中腹の火葬場でレオンの骨を拾いました。小さなもろいお骨を手ですべて拾い集めました。ひとつひとつレオンの優しさを拾いました。
たった一週間、手元で暮らしたきりでしたが、永遠にレオンの面影を忘れることなく、最後まで堂々と誇らしく生きた幼きメインクーンを胸にしまって、ぼくもレオンに負けることなく堂々と生きてゆきたいと思ったのです。
やっと一緒に寝れるという日だったのにね。それを思うとやり切れませんが、今日もぼくは義足をつけて暮らしています。
ありがとう、レオン。泣く
メインクーン・ハウスさまには申し訳なく、またこんなことになってしまったというのに、レオンを亡くしたぼくまでも気遣ってくださり感謝です。ありがとうございます。汗

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